不妊治療は計画的に始めよう|費用を把握して妊娠を目指す

医者

着床時の診断

夫婦

染色体を調べる技術

着床前診断は妊娠に至る前の段階である着床の時に、遺伝子や染色体に異常がないかを調べる技術のことです。流産や死産は、染色体に異常があることが原因で起こるといわれています。そのため、着床の段階で染色体に異常がないかを調べて妊娠から出産までの可能性を見出します。着床前診断は不妊治療として一般的な細胞質内精子注入法が行われる以前から存在し、研究が進むにつれて着床前診断の技術も向上しています。着床前診断を初めて行った赤ちゃんは1990年という記録があり、結果として生まれた初めての赤ちゃんは1995年と報告されています。それから近年に至るまでに、世界各国で1万人以上の赤ちゃんが着床前診断により誕生できたとされています。

確実性を述べるわけでない

着床前診断による出産率は曖昧でクリニックや病院の技術により異なりますが、大体半分から半分以下の場合が多いです。着床前診断を行ったことで無事に出産まで至ることができた人たちもいますが、行ったからといって100%成功するとはいえないのが現実です。染色体異常は多くの人体にみられることで、30代と30代以下では59%〜63%の人に染色体異常があるとされます。また、年齢が高くなるごとに染色体異常のパーセンテージは上がってゆきます。不妊治療なしで自然な妊娠の場合、出産にまで至る胎児は30%未満です。自然な流れで出産にまで至る可能性は低いという結果が出ているので、流産や死産は珍しいことではないのです。着床前診断は染色体と遺伝子の状態を調べて出産まで胎児が成長できるかを確認するための技術なので、行ったからといって成功の保証はないということを頭に入れておくと良いと思います。